ジャカルタ（ANTARA） – インドネシア商工会議所（KADIN）は日曜日、ブルーカラー労働者専用のデジタル研修プラットフォーム「Kadin for Naker」(kadinfornaker.id) を立ち上げた。
Kadin Indonesia の会長である Arsjad Rasjid 氏は、このプラットフォームはインドネシア全土の様々なセクターや業界の労働者が利用できる研修とスキル開発を提供することを目的としていると説明した。「Kadin for Naker を通じて、今日の産業ニーズに合わせて労働者のスキルを向上させ、労働力と産業の需要との連携とマッチングを強化したいと考えています」と、日曜日にジャカルタで行った声明で述べた。
Arsjad 氏は、デジタル技術と自動化を牽引する産業革命 4.0 は産業を発展させる可能性がある一方で、特に技術による人材の代替といった潜在的な混乱も引き起こすと強調した。したがって、このインダストリー4.0 時代において労働者のスキルを向上させること、そしてデジタル技術と自動化によって人間の労働力を代替する必要がある場合には、新たなスキルを提供することが不可欠である。
Kadin Indonesia と労働組合連合会が共同で運営し、Pijar Foundation が支援するデジタルプラットフォームは、労働者に起業家精神を育む機会を提供することも期待されている。これにより、世帯主と配偶者の双方から収入を得ることで、家計収入が増加し、家族の福祉向上につながる可能性がある。
全インドネシア労働組合連合会（KSBSI）全国執行評議会議長 Elly Rosita Silaban は、Kadin Indonesia と Pijar Foundation が産業ニーズに沿って労働者の技能向上を継続的に図る取り組みを評価した。「変化し続ける産業時代において、私たち労働者が前進し続けるための配慮と支援に感謝します。時代に即した技能開発により、労働者の成長と発展は確実です」と@Elly@は述べた。
この発言に呼応し、全インドネシア労働組合連合（KSPSI）会長の Andi Gani Nena Wea も、Kadin for Naker デジタルプラットフォームが労働者の起業機会を開くゲートウェイとなると指摘。「新たな起業家の成長は、新規雇用創出に大きな影響を与えるでしょう」と彼は指摘した。このプラットフォームはさらに、学生や専門職向けの教育・自己啓発プラットフォームを提供する Pijar Foundation によって支援されている。同財団は2019年より全国規模で活動している。
デジタルインフラに加え、Pijar Foundation は業界の実務家による数百の講座へのアクセスを提供するとともに、Kadin for Naker プログラム向けに特別に設計された新講座も提供します。プラットフォーム上では、労働者は言語学習やキャリア開発トレーニングから自己啓発プログラム、適性検査に至るまで、能力とスキルを向上させる多様なプログラムを利用できるようになります。今後、プラットフォームは労働者と雇用主をつなぐ求人マーケットプレイスも提供する予定です。
Pijar Foundation のエグゼクティブディレクター、Ferro Ferizka は次のように説明しています。「人材ギャップ、つまり労働者のスキルと業界のニーズのミスマッチは、Pijar Foundation が重点的に取り組む課題の一つです。過去数年間、私たちはFuture Skillsプラットフォームを通じてこの課題解決に取り組み、数万人の学生や専門家にリーチしてきました。Kadin Indonesia との本連携を通じ、産業の牽引役となる人材の育成をさらに推進し、インドネシアの経済成長を加速させたいと考えています」
Kadin for Naker の無料プログラムを利用するには、労働者はwww.kadinfornaker.idで登録が必要です。氏名、携帯電話番号、所属企業・業種、労働組合の所属情報を提供してください。
出典：https://www.antaranews.com/berita/3513045/kadin-luncurkan-platform-pelatihan-digital-kadinfornakerid